現在日本では、年間大量の食品廃棄物が排出されております。当社は、今までは産業廃棄物として処理されていた食品の残さ等を回収させて頂き、それらを再利用し、豚・鶏の飼料原料を製造しております。
 平成18年5月に食品リサイクル法が施行されましたが、各方面において、まだまだ取組みが浸透していないのが実情のようです。道内の年間の産業廃棄物は、約42,000トンと言われ、その内約2,000トンが、食品製造業及びコンビニエンスストアー等からの排出と言われています。豊かで便利な暮らしを手に入れた一方で、埋め立てや焼却処分等で環境に対して大きな負荷を与えてきたことも事実です。リサイクルが叫ばれる中、食品業界の現状は、現実とのギャップがまだ認識されていないのが現状です。
 当社が飼料化を選択する理由の一つは「もったいない」です。高栄養価を含んだ食品残さは、分別、再利用することで、高品質の乾燥飼料に生まれ変わります。飼料の主原料であるトウモロコシ等のほとんどを輸入に頼っている我が国は、バイオ燃料普及の加速化により、トウモロコシや大豆、小麦等の飼料原料が不足しています。この傾向は、今後益々顕著になってきます。それに対し寄与できるのが、食品残さの飼料化です。
 時代のコンセプトは「捨てる」から「再利用」になりました。当社は、環境に対する負荷を減らし、地球に優しい企業を目指し、皆様と食品リサイクル循環型社会を構築して参りたいと考えております。



株式会社エコフィールド
代表取締役 菅 原  昇